大隠(たいいん)は市(いち)に隠(かく)る
《王康琚(おうこうきょ)「反招隠詩」から》真の隠者は、人里離れた山中などに隠れ住まず、かえって俗人にまじって町中で超然と暮らしているということ。大隠は朝市(ちょうし)に隠る。
たいおんき【戴恩記】
江戸前期の歌学書。2巻。松永貞徳著。正保元年(1644)ごろ成立。天和2年(1682)刊。著者の師事した細川幽斎・里村紹巴らの故事やその歌学思想を平易に述べたもの。
たい‐ぐん【大郡】
1 面積が広く、戸数・人口の多い郡。 2 古代の郡の等級の一。大化の制では40里の郡。律令制では20里以下16里以上の郡。
たいとう‐ざき【太東崎】
千葉県南東部、九十九里浜南端の岬。岬から南側にかけて自生する海浜植物群落は天然記念物。太東岬。
たい‐ど【大度】
度量の大きいこと。「強いて寛仁—を示そうとして」〈里見弴・多情仏心〉
たい‐ほう【大鵬】
古代中国の想像上の大鳥。「荘子」逍遥遊によれば、鯤(こん)という魚が化したもので、翼は三千里に達し、一飛びに9万里ものぼるという。
タイム【thyme】
シソ科の多年草。茎は地をはい、枝が直立して披針形の葉をつけ、低木状となる。夏に淡紅紫色の小花が咲く。全体に強い芳香があり、香辛料として料理に用いる。地中海沿岸地方の原産。立麝香草(たちじゃこうそ...
たいりく‐だな【大陸棚】
1 地理学上、大陸周辺にある、深海に向かう傾斜が大きくなる部分までの海底。おおむね水深約200メートルまでの領域。陸棚。 2 国連海洋法条約で認められた、各国が海底資源を優先的に利用できる海底。...
たいりくだな‐じょうやく【大陸棚条約】
《「大陸棚に関する条約」の略称》1958年の第1次国連海洋法会議で採択されたジュネーブ海洋法4条約の一つ。沿岸国の主権的権利、上部水域やその上空の法的地位、大陸棚の探査や天然資源の開発の方法、境...
たいりょう‐おどり【大漁踊(り)】
漁師が大漁を祈願し、祝うために行う踊り。千葉県九十九里浜地方のものが有名。