た‐の‐かみ【田の神】
田の守護神。春に里に下って田の神となり、秋には山に帰って山の神になるという。作神(さくがみ)。農神(のうがみ)。
た‐の‐む【田の面】
「たのも」の音変化。和歌などで「頼む」に掛けて用いる。「みよしのの里は荒れにし秋の野に誰を—の初雁の声」〈夫木・一二〉
たま‐さか【偶さか/適さか】
[副](「に」を伴っても用いる) 1 思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「—めぐりあった好機」「—に旧友と出会う」「—の来客」 2 機会が数少ないさま。まれに。たまに。「—郷里に帰る...
たまぼこ‐の【玉鉾の】
[枕]「道」「里」にかかる。語義・かかり方未詳。「—道行き暮らし」〈万・七九〉 「—里人皆に我(あ)れ恋ひめやも」〈万・二五九八〉
ためし‐こうどう【試し行動】
子供が親・里親・教師などの保護者に対して、自分をどの程度まで受けとめてくれるのかを探るために、わざと困らせるような行動をとること。
たらわ・す【足らはす】
[動サ四] 1 満たす。満足させる。「天地(あめつち)に—・し照りて我(わ)が大君敷きませばかも楽しき小里(をさと)」〈万・四二七二〉 2 (動詞の連用形に付いて)十分…する。やり遂げる。「霞立...
タリム‐がわ【タリム川】
《Tarim》中国西部、タリム盆地を流れる内陸河川。天山山脈などに源を発した川が合流し、タクラマカン砂漠の北辺を東に流れ、ロブノールに注ぐ。 [補説]「塔里木河」とも書く。
たれ‐こ・める【垂れ込める/垂れ籠める】
[動マ下一][文]たれこ・む[マ下二] 1 雲などが低く垂れてあたりを覆う。「雨雲が—・める」 2 とばりやすだれなどを下ろして閉じこもる。家の中に閉じこもって外へ出ない。「二人は、奥二階の八畳...
たんぜん‐ぶし【丹前節】
江戸前期、承応〜寛文(1652〜1673)のころ、江戸の遊里で流行した歌謡。丹前風呂の湯女(ゆな)吉野が始めたものという。
だい‐うんが【大運河】
中国の東部、天津から黄河・揚子江を横切り、杭州まで縦貫する運河。全長約1800キロ。隋の煬帝(ようだい)の時に開かれ、元代に完成。万里の長城とともに中国の二大土木事業といわれる。