とり‐かさ・ぬ【取り重ぬ】
[動ナ下二]ある上にさらに重ねる。加える。「公事ども繁く、春の急ぎに—・ねて催し行はるるさまぞ」〈徒然・一九〉
ど【度】
[名] 1 物事のほどあい。程度。また、限界。「—を過ごす」「親密の—を深める」「—を越す」 2 回数。たび。「—を重ねる」 3 数量・程度などを表す単位。 ㋐温度の単位。→セ氏温度 →カ氏温...
なな‐え【七重】
七つ重ねること。また、たくさんのものを重ねること。多くの重なり。しちじゅう。
にまい‐がさね【二枚重ね/二枚襲】
1 同じものを2枚重ねること。 2 和服で、長着(ながぎ)2枚を重ねて着ること。
盗人(ぬすびと)に追(お)い銭(せん)
盗人に物を盗まれたうえに、さらに金銭を与えること。損を重ねることのたとえ。泥棒に追い銭。
ね‐づよ・い【根強い】
[形][文]ねづよ・し[ク] 1 深く根を張っていて揺るがない。基本がしっかりしていて強い。「—・い人気」「—・く残る迷信」 2 根気よい。ねばり強い。しつこい。「—・い努力を重ねる」 3 財政...
野(の)に伏(ふ)し山(やま)に伏(ふ)す
旅先で苦労を重ねることのたとえ。
はい【杯/盃】
[名]酒を入れて飲む器。さかずき。「—を重ねる」「—を挙げて健康を祝す」 [接尾]助数詞。撥音のあとでは「ばい」、促音のあとでは「ぱい」となる。 1 器に入れた液体、茶碗に盛った飯などを数え...
は‐がさね【羽重ね】
1 鳥が一つの羽の上に他の羽を重ねること。 2 壁板・天井板などを張るときに、一端を他の板の端に重ね合わせて並べること。
はくちゅうのしかく【白昼の死角】
高木彬光の長編小説。昭和34年(1959)から昭和35年(1960)にかけて「週刊スリラー」誌に「黄金の死角」のタイトルで連載、のちに改題。法律の死角をつき犯罪を重ねる知能犯の姿を描く。昭和54...