かさね‐せった【重ね雪駄】
表の真竹(まだけ)の皮と裏の獣皮との間に、淡竹(はちく)の皮を挟み込んで作った雪駄。
かさね‐ぞうり【重ね草履】
表の真竹(まだけ)の皮と裏の革との間に淡竹(はちく)の皮などを挟んで作った草履。
かさね‐だて【重ね楯】
敵の矢を防ぐため、幾枚も盾を重ねて立てること。また、その盾。
かさね‐だんす【重ね箪笥】
二つ以上を重ねて、ひと棹(さお)とした箪笥。
かさね‐ちがいだな【重ね違い棚】
二段以上に重ねて作った違い棚。床の間や書院の脇に設ける。
かさね‐ちゃわん【重ね茶碗】
茶の湯で、客が多人数の場合、2個の茶碗を重ねて持ち出し、濃茶または薄茶をたてる方式。
かさね‐つぎ【重ね継ぎ】
和裁で、縫っている途中で糸が終わったときの糸の継ぎ方。少し手前から縫い目を重ねて縫い継ぐこと。
かさね‐つぎて【重ね継(ぎ)手】
二つの部材の端を互いに重ねて結合する方式の継ぎ手。鉄筋コンクリート構造で多く用いられる。ラップジョイント。
かさね‐づま【重ね褄】
着物の褄をいく重にも重ねて着ること。着物を何枚も重ねて着ること。
かさね‐て【重ねて】
[副] 1 同じことを繰り返すさま。もう一度。再び。「—注意する」 2 この次。今後。「右の御算用は—きっと致さるるでござらうず。只今の代はりは持って参った」〈虎明狂・千鳥〉