おもく・す【重くす】
[動サ変]重んじる。「才学といふもの、世にいと—・する物なれば」〈源・絵合〉
おも‐くるし・い【重苦しい】
[形][文]おもくる・し[シク] 1 押さえつけられるようで、息苦しい。気分が晴れ晴れしない。「胸が—・い」「会場に—・い空気が漂う」 2 さわやかでない。「—・い口調」 [派生]おもくるしげ[...
おも‐く・れる【重くれる】
[動ラ下一]重そうである。重苦しそうに見える。「常なる着る物の下がへに綿をふくませ、その姿—・れて」〈浮・一代女・二〉
おも‐さ【重さ】
1 重いこと。また、その度合い。「—を量る」 2 地球上の物体に作用する重力の大きさ。その物体の質量と重力加速度との積に等しい。地球上の場所により重力加速度の値が異なるので、同一物体の重さも異な...
おもし【重し/重石】
《形容詞「おも(重)し」の終止形から》 1 物を押さえつけるために置くもの。おし。「辞書を—にする」 2 人を押さえ鎮める力。また、その力をもっている人。「若輩で—がきかない」 3 秤(はかり)...
おもた・い【重たい】
[形][文]おもた・し[ク] 1 目方が多い。「荷物が—・い」 2 軽快でない。「—・い口調」 3 心が晴れ晴れしない。「頭が—・い」 [派生]おもたがる[動ラ五]おもたげ[形動]おもたさ[名]
おも‐だ・つ【主立つ/重立つ】
[動タ五(四)]集団の中で重要な地位を占める。中心となる。ふつう、「おもだった」の形で用いる。「会社の—・った人」
おもっ‐たる・い【重ったるい】
[形]からだが重く感じられて、だるい。「冷えたので腰が—・い」
おも‐てだい【重手代】
商家で、事務を総括する古参の手代。「家内(うち)のしまりの—」〈人・梅児誉美・三〉
おも‐で【重手/重傷】
重い傷。深手。「—を負う」