のね‐いた【野根板】
高知県東部の野根山産の木材を薄くはいだ長い板。茶室などの天井板とする。
の‐ねこ【野猫】
飼い主のない猫。のら猫。「沙金の目が、—のように鋭く」〈芥川・偸盗〉 [補説]「野良猫」は飼い主がなく人家の周りをうろつくもの、「野猫」は人から離れて山野に住み着き、鳥獣を捕食する野生化したもの...
の‐ねずみ【野鼠】
家屋にすみつかず、山野にすむネズミ。アカネズミ・ハタネズミ・ヤチネズミなど。
の‐ねんぐ【野年貢】
⇒草年貢(くさねんぐ)
ののいち【野々市】
石川県中部にある市。金沢市のベッドタウンとして人口が増加し、平成23年(2011)11月に市制施行。人口5.3万(2011)。
ののいち‐し【野々市市】
⇒野々市
ののしょ【野の書】
書家、榊莫山による随筆集。副題「書の美をたずねて」。昭和40年(1965)刊行。
の‐の‐みや【野宮】
皇女や女王が斎宮・斎院になるとき、潔斎のため1年間こもった仮の宮殿。斎宮のものは嵯峨、斎院のものは紫野に設けた。
ののみや【野宮】
謡曲。三番目物。源氏物語に取材。六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の霊が現れ、葵(あおい)の上に光源氏の愛を奪われた悲しい思い出を語り、舞をまう。
の‐はなしょうぶ【野花菖蒲】
アヤメ科の多年草。山地や野原に生える。高さ約1メートル。葉は剣状。6月ごろ開花し、花は基部に黄色い斑をもつ外花被3枚と、小さくて直立する内花被3枚とからなり、ともに赤紫色。ハナショウブの原種。