やこ【野狐】
田中英光の短編小説。妻子をもちながら破滅的生活に溺れていく男の姿を描いた私小説的作品。昭和24年(1949)「知識人」誌に発表。同年刊行の作品集「愛と憎しみの傷に」に収録。
やこ‐ぜん【野狐禅】
禅の修行者が、まだ悟りきっていないのに悟ったかのようにうぬぼれること。転じて、物事を生かじりして、知ったような顔でうぬぼれること。また、その者。生禅(なまぜん)。
や‐ご【野語】
粗野な言葉。田舎の言葉。
や‐ごう【野合】
[名](スル) 1 正式の手続きによらず、夫婦になること。 2 共通するものもないばらばらの集団が、まとまりなく集まること。「選挙のための—と批判される」
や‐さい【野菜】
食用とする植物の総称。青物(あおもの)。蔬菜(そさい)。「畑で—を作る」「生—」「清浄—」
やさい‐こうじょう【野菜工場】
⇒植物工場
やさい‐ソムリエ【野菜ソムリエ】
野菜・果物の栄養や品質、食べ方などについての知識をもつ専門家。日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格。旧称、ベジタブル&フルーツマイスター。
やさい‐もの【野菜物】
「野菜」に同じ。「其外氷豆腐だの—だの買調えて」〈福沢・福翁自伝〉
や‐さつ【野冊】
植物採集のときに使う、2枚の竹や板にひもをつけたもの。間に採集した植物を吸水用の紙とともに挟んで持ち歩く。
や‐さん【野蚕】
蚕のように生糸のとれる、ヤママユ・クスサン・テグスサン・サクサンなど。野生の蚕。家蚕に対していう。