や‐ば【野馬】
1 野生の馬。また、野飼いの馬。のうま。 2 かげろう。陽炎。糸遊。「糸を乱る—は草の深き春」〈和漢朗詠・上〉
や‐ばい【野梅】
野生の梅。野に咲く梅。《季 春》
や‐ばん【野蛮】
[名・形動] 1 文化が開けていないこと。また、そのさま。「—な土地」 2 教養がなく、粗野なこと。また、そのさま。「—な行為」 [派生]やばんさ[名]
やばんきげき【野蛮喜劇】
《原題、(スペイン)Comedias bárbaras》バリェ=インクランの戯曲。「紋章の鷲」(1907年発表)「狼のロマンセ」(1908年発表)「銀の顔」(1923年発表)の3部からなる。「野...
やばん‐じん【野蛮人】
1 未開人。蛮人。 2 粗野で教養がない人。不作法で粗暴な人。
や‐ひ【野卑/野鄙】
[名・形動]言動が下品でいやしいこと。また、そのさま。「—な言葉遣い」
や‐ふ【野夫】
《「やぶ」とも》田舎に住む男。田舎者。自分を謙遜していうこともある。田夫(でんぷ)。「—といへども、さすがに情け知らぬにはあらず」〈奥の細道〉
やふき【野府記】
⇒小右記(しょうゆうき)
や‐ぶ【野巫】
田舎の巫医(ふい)。一つの術にしか通じていない者のこと。物知らずで学行の劣っている禅の修行者にたとえてもいう。
藪(やぶ)に剛(ごう)の者(もの)
《「やぶ」は「野夫」とも。また、「剛の者」は「功(こう)の者」とも》草深い所にも優れた人物がいるということ。また、軽んじられている者の中にもりっぱな者が交じっているということ。