上(あ)がりを請(う)・く
安値の時に買い込んで相場の上がった時に売って利益を得る。上がりを得る。「金持ちといふは…米の—・け」〈浮・諸艶大鑑・六〉
あつ・い【厚い/篤い】
[形][文]あつ・し[ク] 1 (厚い)物の両方の面の隔たりが大きい。厚みがある。「—・い板」「—・い雲におおわれる」「野球ファンの層が—・い」⇔薄い。 2 心入れの程度が大きい。いたわりの心が...
いちや‐けんぎょう【一夜検校】
1 江戸時代、千両の金を官に納めることで、検校の位を授けられた人。 2 急に金持ちになること。また、その人。にわか分限(ぶげん)。「米油、さては唐物(たうもの)薬種の買ひ置き、—になるやうな、ど...
いちや‐こじき【一夜乞食】
金持ちが急に貧乏になること。また、その人。⇔一夜大尽(いちやだいじん)。
いちや‐だいじん【一夜大尽】
急に大金持ちになること。また、その人。にわか分限(ぶげん)。⇔一夜乞食(こじき)。
いなか‐だいじん【田舎大尽】
1 田舎の金持ち。 2 田舎から出てきて、遊里などで豪遊する者。「或は—の珍客、或は一わけありて首尾したる初度の祝儀などは」〈色道大鏡・二〉
うち‐くら【内蔵】
《「うちぐら」とも》 1 三蔵(さんぞう)の一。古代、朝廷の官物を収納した倉庫。うちつくら。うちのくら。 2 母屋と軒続きに建ててある蔵。家の内部から出入りする。→庭蔵 3 金持ち。「客の中での...
うとく‐じん【有徳人】
富裕な人。金持ち。分限者(ぶげんしゃ)。うとくにん。「もとより長は、海道一の—」〈浄・当流小栗判官〉
うめのき‐ぶんげん【梅の木分限】
《梅は生長が早く、すぐに実をつけるところから》急に金持ちになった人。にわか成金。⇔楠(くすのき)分限。
えり‐つき【襟付き】
1 衣服に襟がついていること。また、その衣服。 2 着物を重ねて着たときの襟元のようす。 3 《江戸時代、重ね着のできるのは裕福であったところから》懐ぐあいのよいこと。金持ち。「—になびく君ぢゃ...