きん‐しつ【金漆】
コシアブラの樹脂液から精製した塗料。奈良・平安時代、漆(うるし)と同じように用いた。一説に、上質の透漆(すきうるし)のこととも。きんうるし。きんのうるし。こんしつ。
きんし‐ばい【金糸梅】
オトギリソウ科の半落葉小低木。高さ約1メートル。株立ちになり、長楕円形の葉を対生。夏、やや垂れた枝の先に、黄色の梅に似た花を開く。雄しべが金色の糸のようにみえる。中国原産で、庭木とする。《季 夏》
きんしへん【金枝篇】
《原題The Golden Bough》英国の文化人類学者J=G=フレーザーの著書。1890年初版刊、1936年、決定版全13巻刊。呪術(じゅじゅつ)や宗教を比較研究した。
きん‐さ【金砂】
⇒きんしゃ(金砂)
きん‐しゃ【金砂】
1 金の粉末。金粉(きんぷん)。 2 金砂子(きんすなご)のこと。 3 金色の砂。また、砂金。
きん‐しゃ【金紗/錦紗】
1 紗の地に金糸などを織り込んで模様を表した絹織物。 2 「金紗縮緬(ちりめん)」の略。 3 「金紗御召(おめし)」の略。
きんしゃ‐おめし【金紗御召】
練り染め糸で織った絹織物。平織りまたは紋織りでしぼが細かく、婦人の着物・羽織などに用いる。
きんしゃ‐おり【金紗織(り)】
紗の地に金糸を用いて模様を織り出した紋織物。
きんしゃ‐ちりめん【金紗縮緬】
普通の縮緬よりさらに細い生糸を用いて薄く織った絹織物。
きん‐しゅ【金主】
1 事業などの資金を出す人。 2 芝居などの興行主に資金を提供する人。 3 金銭を多く持っている人。かねもち。 4 江戸時代、大名に金を貸す町人。