きん‐るい【金類】
「金属」に同じ。「尋常の—を化して黄金と為さんと欲し」〈中村訳・西国立志編〉
きんる‐ぎょくい【金縷玉衣】
中国漢代、金糸で玉片をつづってつくった、遺体をおおう衣。
きんる‐ざいく【金鏤細工】
貴金属製品に細かい金の粒をつけて模様を表す細工。
きん‐れい【金鈴】
1 金製のすず。金色のすず。 2 橘(たちばな)の実のたとえ。「—離離と房なり」〈宴曲集〉 [補説]書名別項。→金鈴
きんれい【金鈴】
九条武子の歌集。大正9年(1920)発表。欧州にいる夫を思う哀切な歌が多い。
きんれい‐か【金鈴花】
スイカズラ科の多年草。山地の林内などに生え、高さ30〜60センチ。葉は手のひら状に三〜五つに裂けていて、互生する。夏、黄色の筒状の小花が密に集まって咲く。白山おみなえし。
きんれい‐づか【金鈴塚】
韓国、慶州市にある新羅(しらぎ)時代の古墳の一。積石塚で、6世紀中ごろの造営。黄金製の冠や装身具のほか、小さな金鈴が出土。クムニョンチョン。
きんれいづか‐こふん【金鈴塚古墳】
千葉県木更津市にある古墳時代後期の前方後円墳。全長約95メートル。横穴式石室の中央部に箱式石棺があり、副葬品として金鈴・大刀・武具・馬具など多数を出土。
きん‐れん【金蓮】
《「金蓮歩」の故事から》纏足(てんそく)の美称。
きんれん‐か【金蓮花】
ノウゼンハレンの別名。《季 夏》