はま‐じんちょう【浜沈丁】
ゴマノハグサ科の常緑低木。紀伊半島以南の海岸に自生し、高さ約1.5メートル。葉は披針形。7月ごろ、紫色の鐘形の花をつけ、果実は海流により散布。
はり【針】
1 布などを縫う、細くて先のとがった金属製の道具。一方のはしに糸を通す穴(めど)がある。縫い針。また、布を刺して留めるための穴のない留め針・待ち針もある。 2 形や用途が1に似ているもの。 ㋐サ...
はり【鉤】
《「針」と同語源》釣り針のこと。
はり【鍼】
《「針」と同語源》漢方で、体表のつぼに接触させ、あるいは刺し入れて刺激し、疾病を治療するための金・銀・ステンレス製などの細長い器具。また、その療法。「—を打つ」
はり‐うち【針打ち】
1 針をさすこと。 2 江戸時代、正月の子供の遊びの一。糸をつけた針を口にくわえ、重ねてある紙に針を吹き立てて、糸を引いて針先についてくる紙を自分のものとする。紙打ち。 3 《「針打ち島田」の略...
はりお‐せと【針尾瀬戸】
長崎県大村湾の北西の入口、西海市と、佐世保市針尾島との間にある瀬戸。潮流が激しい。昭和30年(1955)完成の西海橋が架かる。伊ノ浦瀬戸。
はり‐がき【針書(き)/針描(き)】
針または錐(きり)状のもので銘文・模様などを線刻すること。
はりがね‐かずら【針金葛/針金蔓】
ツツジ科の常緑小低木。本州中部以北の針葉樹林内に自生。針金状の茎が地をはい、卵形の小さい葉が互生する。7、8月ごろ、白い壺状の小花が下向きに開き、白い実を結ぶ。
はりがね‐ゲージ【針金ゲージ】
針金の直径を測定するのに用いるゲージ。鋼製の円板の周辺に直径0.1〜12ミリの穴溝が刻まれたもの。
はり‐くよう【針供養】
2月8日あるいは12月8日に、日常の針仕事で折れた針を供養する行事。この日は針仕事を休み、針をコンニャクや豆腐に刺したり、神社に納めたり、川に流したりする。《季 春》「糸竹のいとまのお針—/風生」