こうてい‐かく【高低角】
視点を通る水平面を基準として上下に測った角度。上は仰角、下は俯角(ふかく)という。鉛直角。
しゃしん‐てんちょうとう【写真天頂筒】
天頂付近を通過する恒星を写真によって観測し、時刻と緯度を測定する特殊な望遠鏡。筒は鉛直に固定してあり、水平に180度回転できるレンズ・水銀反射盤・写真乾板からなる。
しん‐や【心矢/真矢】
くい打ち機の一。中央に鉛直に立てられた長い鉄棒に孔をあけた鉄のおもりを通し、これを引き綱で上げ、鉄棒の下端に接するくいの頭に落として打ち込む。
ジンバル‐うんだい【ジンバル雲台】
ジンバル機構を備え、鉛直方向と水平方向の二軸に回転するカメラ用雲台。大型の望遠レンズを装着したカメラでも、滑らかに動かすことができる。
すいじゅん‐き【水準器】
水平面あるいは鉛直面を定めたり、また、水平面からの傾斜を調べたりするのに用いる器具。一般に使われている気泡管水準器は、やや湾曲したガラス管にアルコールかエーテルを入れ、気泡を残しておいて、管が水...
すいちょく‐けん【垂直圏】
鉛直線を含む任意の平面が、天球と交わってできる大円。天の両極を通るものを天の子午線という。鉛直圏。
すいちょく‐めん【垂直面】
一つの直線または平面に垂直な平面。鉛直面。
すいへい‐ふりこ【水平振(り)子】
鉛直線からわずかに傾いた軸のまわりを振動する振り子。振動の周期が非常に長いので地震計に利用。
すいへい‐めん【水平面】
静止した水の面。鉛直方向と直角な平面。
せいりきがく‐へいこう【静力学平衡】
流体中のある領域において、重力と鉛直方向の圧力勾配が釣り合っている状態。気象学の分野では、ある空気塊に働く重力と鉛直方向の気圧傾度が釣り合っていることを表す。静水圧平衡。