クリストバル‐せき【クリストバル石】
《cristobalite》二酸化珪素を主成分とする鉱物。石英・鱗珪(りんけい)石と多形をなす。無色か白色で、低温型の正方晶系と高温型の等軸晶系がある。火山岩中の晶洞などに産する。クリストバライ...
クリンカー【clinker】
鉱物質が半溶融状態で焼き固まった塊。粉砕するとセメントになる塊、燃料の燃焼によって窯の壁面などに融着した灰、過焼されて溶融状態になり変形したれんがなど。焼塊(しょうかい)。
くろ‐うんも【黒雲母】
雲母の一。カリウム・鉄・マグネシウム・アルミニウムなどを含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。黒・暗褐・暗緑色などで、六角板状の結晶。薄くはがれやすい。火成岩・変成岩の造岩鉱物として広く産出する。
クロム‐てっこう【クロム鉄鉱】
鉄とクロムとの酸化物からなる鉱物。金属光沢のある黒色不透明の八面体の結晶。等軸晶系。多くは塊状で、橄欖岩(かんらんがん)・蛇紋岩中に産出。クロムの原料。
けいかい‐せき【珪灰石】
カルシウムの珪酸塩鉱物。ガラス光沢がある白または灰色の板状や柱状の結晶。三斜晶系。石灰岩と深成岩の接触により熱変成作用を受けてできる。ウォラストナイト。
けいかん‐せき【鶏冠石】
砒素(ひそ)と硫黄からなる鉱物。赤色、橙黄色で樹脂光沢のある単斜晶系短柱状結晶。昔は花火の材料に用いた。
けい‐くじゃくせき【珪孔雀石】
珪酸銅の水和物からなる鉱物。青緑色で塊状や土状をしている。銅鉱床の酸化帯に産する。
けいさん‐アルミニウム【珪酸アルミニウム】
アルミニウムの珪酸塩。酸化アルミニウム、二酸化珪素、水などが結合した組成物の総称。代表的な鉱物は珪線石で、自然界に広く存在する。陶器や塗料の原料、または胃や腸の医薬品として用いられる。
けいさんえん‐こうぶつ【珪酸塩鉱物】
珪酸塩の形で存在する鉱物。地殻を構成する大部分の造岩鉱物をなし、種類も多い。長石・雲母(うんも)・角閃石(かくせんせき)・輝石・橄欖石(かんらんせき)の類。
けい‐しつ【珪質】
岩石や鉱物などが、二酸化珪素を多く含有する性質。「—岩」