じゃもん‐せき【蛇紋石】
マグネシウムの含水珪酸塩(けいさんえん)鉱物。緑色で滑らかな鉱物。単斜晶系。橄欖(かんらん)石や輝石が水と反応して生成。
じゅう‐えき【重液】
純水より比重の大きい液。また、二つ以上の液の比重を比べたときに、その大きい方の液。鉱物や結晶粉末などの比重を測ったり、混合物を分離したりするのに用いる。四塩化炭素・ローバッハ溶液など。→軽液
じゅうきど‐るい【重希土類】
希土類元素全17種のうち、スカンジウム、イットリウムおよび、ランタノイド類の中でガドリニウム以上の原子量をもつ元素。世界的に希少で分布が偏在しており、鉱物資源として利用するには軽希土類元素に比べ...
じゅう‐こうぶつ【重鉱物】
砂質の堆積物(たいせきぶつ)や堆積岩中に含まれる、比重2.8以上の鉱物。黒雲母(くろうんも)・輝石・柘榴石(ざくろいし)など。
じゅうしょう‐せき【重晶石】
硫酸バリウムからなる鉱物。無色ないし白色、灰・黄・緑・褐色などもある。ガラス光沢があり、透明もしくは半透明の板状・柱状の結晶。斜方晶系。比重が大きい(4.5)ことから命名。バリウムの原料、白色顔...
じゅうじ‐せき【十字石】
鉄・アルミニウムを含む含水珪酸塩(けいさんえん)鉱物。単斜晶系。暗褐色の柱状結晶で、十字形の双晶をなすものが多い。
じゅう‐せき【重石】
灰重石・マンガン重石・鉄マンガン重石・銅重石など、タングステン酸塩鉱物の総称。
じゅし‐こうたく【樹脂光沢】
鉱物の、樹脂のような光沢。硫黄・琥珀(こはく)などにみられる。
じょう‐こん【条痕】
1 筋目となってついた跡。 2 白色の素焼きの磁器に鉱物をすりつけて生じさせた筋。その上につく鉱物の微粉の色によって鉱物の鑑定を行う。 3 銃砲から発射された弾丸に残る銃身内部の旋条の跡。銃によ...
じょう‐せん【条線】
鉱物の結晶面に発達している平行な筋。黄鉄鉱・水晶・黄玉などに著しい。