すぎ‐せき【杉石】
大隅石グループに属す珪酸塩鉱物の一種。ガラス光沢がある桃色または紫色の結晶。六方晶系。愛媛県で採取され、昭和48年(1973)に国際鉱物学連合により新鉱物として認定。名称は、新鉱物の申請をした岩...
すず‐いし【錫石】
酸化錫からなる鉱物。赤褐色ないし黒褐色で、金剛光沢をもつ柱状結晶。正方晶系。鉱脈または砂鉱床から産出。錫の重要な鉱石。
ステレオクローム【stereochrome】
鉱物画の一種。水ガラスを描画された画像の定着剤として用いる絵画技法。堅牢な皮膜が形成されるので、戸外の壁面などに用いられる。
ストロンチアン‐せき【ストロンチアン石】
炭酸ストロンチウムを主成分とする炭酸塩鉱物。天青石とともにストロンチウムの鉱物として知られる。名称は原産地である英国のスコットランド北西部、ストロンチアンに由来。ストロンチアン鉱。ストロンチアナイト。
スピネル【spinel】
マグネシウム・アルミニウムの酸化物からなる鉱物。ガラス光沢があり、八面体の結晶が多い。等軸晶系。硬度8。無色、赤・青・黄・緑色などで、火成岩・変成岩に広く分布。美しいものは宝石になる。尖晶石(せ...
スフェルール【spherules】
岩石や鉱物が一度溶融し、空中でふたたび冷却、固化した粒子。ふつう表面張力によって球形になる。
スペース‐マイニング【space mining】
月や小惑星などで鉱物や水などを採取・採掘すること。宇宙空間で利用する資材を、地球からの運搬のみに依存すると高コストになるため、地球外で調達する研究が進められている。宇宙採掘。
スメクタイト【smectite】
膨潤性の粘土鉱物の総称。その結晶構造から、水を吸収するとふくらむ性質をもち、またイオン交換性が高い。モンモリロナイト、ノントロナイト、サポナイト(石鹸石)などがある。
スリュジャンカ【Slyudyanka/Слюдянка】
ロシア連邦、シベリア南部イルクーツク州の都市。州都イルクーツクの南約130キロメートル、バイカル湖西岸に位置する。シベリア鉄道とバイカル湖岸鉄道の分岐点。20世紀初頭に創建。鉱物資源を産する。
ずり【砰】
鉱山で、坑内から鉱石とともに運び出される価値のない岩石や鉱物・土砂など。九州地方では「ぼた」という。→デブリ