はくぶつ‐がく【博物学】
動物・植物・鉱物・地質など、天然物全体にわたり種類・性質・分布や生態を研究し、記載する学問。現代では各分野が高度に分化している。自然誌。
はくぶつ‐ひょうほん【博物標本】
動物・植物・鉱物などの標本。
はくりゅう‐せき【白榴石】
カリウム・アルミニウムの珪酸塩(けいさんえん)鉱物。ガラス光沢のある白・灰色の24面体の結晶。正方晶系。カリウムに富む塩基性火山岩中に含まれる。
ハフニウム【hafnium】
チタン族元素の一。単体は灰白色の金属。ジルコニウム鉱物中から発見。コペンハーゲンのラテン語名ハフニアにちなみ命名。元素記号Hf 原子番号72。原子量178.5。
ハルツ‐さんみゃく【ハルツ山脈】
《Harz》ドイツ中央部を東西に連なる低い山地。長さ約100キロメートル。最高峰はブロッケン山(標高1142メートル)。岩塩・鉄・銅・カリウムなど鉱物資源が多い。ハルツ山地。
はん‐どうこう【斑銅鉱】
銅と鉄の硫化物からなる鉱物。赤褐色で金属光沢があり、不透明。正方晶系、まれに等軸晶系。粒状・塊状が多く、空気中で変色して黄・紫色を交え、まだらになる。銅の鉱石。ボーナイト。
バイア‐マーレ【Baia Mare】
ルーマニア北部の都市。東カルパチア山脈の西麓、サザール川沿いに位置する。12世紀にトランシルバニア地方のドイツ人が入植し、14世紀から15世紀にかけて金銀などの採掘で栄えた。17世紀にトランシル...
バイオマイニング【biomining】
微生物の生化学的な作用を利用し、鉱物や鉱石から有用な金属資源を抽出する技術の総称。細菌で金属を溶出して精錬するバイオリーチングという手法が実用化されている。
バイオミネラリゼーション【biomineralization】
生物が無機鉱物からなる硬組織を形成する作用。骨や歯のほか、貝殻、真珠、サンゴなどがある。
バイオリーチング【bioleaching】
微生物の生化学的な作用を利用して、鉱物や鉱石から有用な金属を溶出して精錬する手法。バイオマイニングの一つ。酸性下でも生育する細菌による、鉄・銅・ウランの精錬が実用化されている。微生物精錬。バクテ...