ぜに‐ごま【銭独楽】
江戸時代、銭の穴に心棒を通してこしらえたこま。銭車(ぜにぐるま)。
ぜに‐さし【銭差/銭緡/繦】
穴あき銭をまとめておくための、わらや麻のひも。百文差・三百文差・一貫文(千文)差などがあった。さし。ぜになわ。
ぜに‐さつ【銭札】
江戸時代から明治初期にかけて諸藩で発行した藩札の一。銭高で額面を表示した。
ぜに‐ざ【銭座】
江戸時代、幕府から銭貨の鋳造・発行を任された機関。公許を得た有力町人などが運上を納入して請け負った。寛永13年(1636)江戸の芝と近江(おうみ)の坂本に創設、以後各地に設けられたが、のち金座・...
ぜに‐ずく【銭尽く】
「金尽(かねず)く」に同じ。「大尽かと思へば—にきたなびれ」〈滑・素人狂言紋切形・初〉
ぜに‐そうば【銭相場】
江戸時代、銭貨と金・銀貨との交換比価。
ぜに‐たなご【銭鱮】
コイ科の淡水魚。関東・東北地方の浅い池沼にすむ。全長約9センチ。体高が高く側扁が著しい。口ひげがなく、うろこは小さい。背部が緑褐色のほかは銀白色。秋の産卵期に雄は淡紅色の婚姻色を現す。ドブガイな...
ぜに‐たむし【銭田虫】
「田虫(たむし)」に同じ。
ぜに‐だいこ【銭太鼓】
1 子供の玩具の一つで、小さく丸い太鼓。豆太鼓。 2 民俗芸能の楽器の一。竹筒の中に銭を通した針金を仕込んだもの、円形の枠に銭を通した針金を十文字に渡したもの、太鼓の周縁に銭をつけたものなどがある。
ぜにだいこ‐おどり【銭太鼓踊(り)】
銭太鼓を両手または片手に持ち、振ったり、からだや地面に打ちつけたりしておどる踊り。全国各地に分布する。