じゅ‐せん【鋳銭】
銭を鋳ること。ちゅうせん。
じょう‐せん【剰銭】
余った金銭。また、釣り銭。
じょうとう‐せん【上棟銭】
上棟式のときに、上棟を祝ってまく銭。棟上(むねあ)げ銭。
じょうとう‐せん【杖頭銭】
《晋の阮修(げんしゅう)がいつも杖(つえ)の頭に百文の銭をかけ、酒屋に寄って飲んだという「晋書」阮修伝の故事から》酒代の百文。
ずく‐せん【銑銭】
江戸時代、銑鉄(せんてつ)で鋳造した粗悪な銭。ずくぜに。
せい‐せん【精銭】
撰(え)り銭(ぜに)によって選びとられた良質の銭貨。
せいてつ‐せん【精鉄銭】
江戸幕府が、万延元年(1860)から鋳造した寛永通宝四文銭のこと。精銭四文銭。
せいびょう‐せん【青苗銭】
唐の代宗のとき、財政困難のため、稲の成熟を待たず、耕地面積に応じて課した税金。
せき‐せん【関銭】
中世、関所を通る人馬・荷物などに課した通行税。関賃。関手。関料。
せっく‐せん【節句銭】
江戸時代、五節句や盆暮に、借家人が家主へつけ届けした金品。