さび‐ごえ【寂声/錆声】
枯れて渋みのある声。老熟して趣のある声。
さび‐じ【錆地】
漆器の下地で、錆漆(さびうるし)だけで仕上げるもの。
さびたナイフ【錆びたナイフ】
石原慎太郎の小説。舛田利雄監督により昭和33年(1958)映画化。出演、石原裕次郎、小林旭、宍戸錠ほか。前年の昭和32年(1957)に主演の石原裕次郎が歌ってヒットした同名の歌謡曲の世界観を下敷...
さびたほのお【錆びた炎】
小林久三の長編小説。昭和52年(1977)刊行。大病院を舞台とするミステリー。
さび‐だけ【錆竹】
枯れて表皮に錆のような斑点を生じた竹。また、硫酸で焼いて錆色をつけた竹。
さび‐つ・く【錆び付く】
[動カ五(四)] 1 金物がさびて他の物に付着し、離れなくなる。また、金物がすっかりさびる。「ねじが—・いて回らない」 2 機能が衰えてうまく働かなくなる。「さすがの神通力も—・いてしまったようだ」
さび‐どめ【錆止め】
金属の錆の発生を防ぐこと。また、そのために用いる塗料など。ペイントなどによる表面塗装、他の金属による被覆やメッキ、アルマイトのように金属の表面処理などがある。
さび‐ぬり【錆塗(り)】
錆漆(さびうるし)を塗ること。また、塗ったもの。
さび‐ねこ【錆猫】
黒・茶の毛がまだらに入りまじった模様の猫。三毛猫と同じく、雄はほとんどいない。
さ・びる【錆びる/銹びる】
[動バ上一][文]さ・ぶ[バ上二]《「寂びる」と同語源》 1 金属の表面に錆が生じる。「—・びた釘(くぎ)」 2 能力・働きが鈍くなってだめになる。「運動不足でからだが—・びてきた」