ごほうじょう‐し【後北条氏】
戦国時代に、相模の小田原を中心として栄えた戦国大名の一族。北条早雲に始まる。鎌倉時代の北条氏と区別するための名称。小田原北条氏。→北条
ごらんぜ◦らる【御覧ぜらる】
[連語]《動詞「ごらんず」の未然形+尊敬の助動詞「らる」》「見る」の尊敬語。ご覧になる。「主上は御涙にくもりつつ、月の光もおぼろにぞ—◦られける」〈平家・六〉 [補説]古くは、受け身・可能・自発...
ごろ‐あわせ【語呂合(わ)せ】
1 ことわざや成句などに口調・音声を似せて、意味の異なるこっけいな句を作る言語遊戯。「猫に小判」を「下戸(げこ)に御飯」、「一つ積んでは父のため」を「一つ脱いでは質の種」の類。天明(1781〜1...
さ【鎖】
[常用漢字] [音]サ(呉)(漢) [訓]くさり とざす 〈サ〉 1 くさり。「鉄鎖・連鎖」 2 錠前。かぎ。「鎖鑰(さやく)」 3 かぎをかける。とざす。「鎖国/封鎖・閉鎖」
〈くさり(ぐ...
さいぎょうかでん【西行花伝】
辻邦生の歴史小説。平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した歌人、西行を描く。平成7年(1995)刊行。同年、第31回谷崎潤一郎賞受賞。
さいぎょうものがたりえまき【西行物語絵巻】
西行の事跡・逸話を描いた絵巻。伝土佐経隆筆の鎌倉中期の作。大和絵の一典型とされる。
さいく‐じょ【細工所】
1 物を細工する所。さいくば。 2 平安中期から鎌倉時代、朝廷・院・摂関家・幕府・国衙などに置かれ、調度類の細工を扱った手工業者の工房。また、その役所。さいくどころ。 3 江戸幕府の役所の一。細...
さい‐しょ【税所/済所】
平安・鎌倉時代、国衙(こくが)においてその国の租税・官物の収納などのことをつかさどった役所。ぜいしょ。
さい‐せっき【細石器】
長さ2、3センチの小形石器。木や骨角の軸に数個はめこんで、ナイフ・槍・鎌として用いた。旧石器時代末から、所により新石器時代に見られる。
さいそく‐じょう【催促状】
1 催促するために出す書状。 2 鎌倉・室町時代、主君から部下に、軍勢・公役(くやく)を催促した文書。