ちんぜい‐は【鎮西派】
浄土宗の一流派。1230年代に法然の弟子、聖光房弁長によって始められ、九州で広められた。念仏往生のほか、念仏以外の善行による諸行往生をも認める。江戸時代、知恩院や増上寺を中心に強い勢力をもつに至...
ちんぜい‐ふ【鎮西府】
1 天平15年(743)大宰府を改称して設けられた九州統督の役所。天平17年(745)には再び大宰府に復した。将軍・副将軍・判官・主典などの職員が置かれた。 2 大宰府の異称。
ちんぜい‐ぶぎょう【鎮西奉行】
鎌倉幕府の職名。文治元年(1185)源頼朝が天野遠景を派遣して九州地方の御家人を統制させたのに始まる。のち、権限は守護に移り、鎮西探題の設置で実質的機能は失われた。鎮西守護。
ちん‐だい【鎮台】
1 一地方を守るために駐在する軍隊。また、その長。 2 明治初期の常備陸軍。明治4年(1871)東京・大阪・鎮西(小倉)・東北(石巻)の4鎮台を置き、明治6年(1873)、東京・仙台・名古屋・大...
ちんだい‐へい【鎮台兵】
鎮台に所属する兵士。
ちんだん‐ぐ【鎮壇具】
寺院などを建立する際に、地鎮のためにその土地に埋めた宝石や道具類。奈良時代に盛んに用いられた。
ちん‐つう【鎮痛】
痛みをしずめること。「—作用」
ちんつう‐ざい【鎮痛剤】
痛みを取り除いたり、または軽減するために用いる医薬品。非ピリン系解熱鎮痛薬・ピリン系解熱鎮痛薬・非ステロイド性抗炎症薬などがある。鎮痛薬。
ちんつう‐ほじょやく【鎮痛補助薬】
鎮痛薬の効果を高めるために投与される薬剤。慢性の疼痛に対して鎮痛効果を示す、抗うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬などが用いられる。
ちんつう‐やく【鎮痛薬】
「鎮痛剤」に同じ。