じょう‐にち【定日】
「じょうじつ(定日)」に同じ。「これより、いよいよ正月二十日を太夫出世の—とす」〈色道大鏡・三〉
じょう‐はり【浄玻璃】
1 曇りなく透き通った水晶またはガラス。 2 「浄玻璃の鏡」の略。
じょうはり‐の‐かがみ【浄玻璃の鏡】
仏語。地獄の閻魔(えんま)の庁にあって、死者の生前の善悪の行為を映し出すという鏡。転じて、鋭い眼識。「大蔵のお局さまの、—にかかり」〈逍遥・桐一葉〉
じょう‐ろく【畳六/調六/重六】
双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目が、ともに六と出ること。じゅうろく。ちょうろく。「このはらまれ給へるみこ、男におはしますべくは、—出でこ」〈大鏡・師輔〉
じょじほんぎいちらん【助辞本義一覧】
江戸後期の語学書。2巻。橘守部著。天保9年(1838)刊。本居宣長の「てにをは紐鏡(ひもかがみ)」「詞の玉緒(たまのお)」を補正し、音義説によって「てにをは」を論じたもの。
じょ‐だい【序題/序代】
(多く漢詩・和歌などの)序文。はしがき。序言。序。「その日の—はやがて貫之のぬしこそは仕うまつり給ひしか」〈大鏡・道長下〉
じりょく‐けい【磁力計】
磁界の強さを測定する装置。小さい磁石を細い線でつり、それにつけた鏡で磁針の回転角を測る。
じん【陣】
1 軍隊を配置して備えること。陣立て。「雁行(がんこう)の—」「背水の—」 2 ㋐軍隊の集結している所。兵営。陣地。陣営。「—を張る」 ㋑共通の目的をもって、まとまった人々。集団。多く、他の語と...
じん‐ずう【神通】
《「じんつう」とも》どんなことも自由自在になし得る、計り知れない不思議な働き・力。「山に籠ってからは神変不思議、年を経(ふ)るに従うて—自在じゃ」〈鏡花・高野聖〉
じん‐せいけん【腎生検】
生体に細い針を刺して腎臓の組織を少量採取し、顕微鏡で状態を調べる検査法。