ながまちおんなのはらきり【長町女腹切】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。正徳2年(1712)大坂竹本座初演。お花半七の心中事件と、大坂長町であった女性の腹切り事件とを合わせて脚色したもの。
なが‐ま・る【長まる】
[動ラ五(四)]長くなる。からだを長く伸ばして横になる。「神経痛が起って、いかにも所在なげに—・っている時の」〈島木健作・生活の探求〉
なが‐まわし【長回し】
映画の技法の一。切れ目なしに、長時間カメラを回し続けるもの。
なが‐み【長身】
刀・槍などの刃・穂の部分の長いこと。また、そのもの。
なが‐みじか【長短】
長いことと短いこと。また、長さがまちまちであること。ちょうたん。「—に挿した線香の細い煙が」〈三重吉・小鳥の巣〉
なが‐みち【長道/長路】
長く続く道。また、長い道のり。
ながみつ【長光】
狂言。都の盗人が田舎者の持つ長光の太刀をだまし取ろうとして争いになる。仲裁人がその特徴を聞くと、盗人は田舎者の話をまねて答えるが、最後にはごまかしきれなくなって逃げだす。
ながみ‐ひなげし【長実雛芥子】
ケシ科の一年草。高さ約20〜60センチ。葉は羽状に深く裂けており、春にオレンジ色の四弁花が咲く。日本では帰化植物で、昭和30年代後半から確認されている。
なが‐むし【長虫】
蛇の異称。
なが‐むしろ【長筵】
丈の長いむしろ。「女、—なにやかや一つやりたりける」〈堤・由無し事〉