ひ‐の‐くち【樋の口】
川や池で、水を流したり止めたりする調節口。水門。ひぐち。
ひ‐の‐たて【日の経】
東。東の方向。「大和の青香具山は—の大き御門(みかど)に」〈万・五二〉
ひ‐の‐ふだ【火の札】
1 神社などで出す、火災よけの札。 2 放火の予告を書いて、相手の家の門戸に貼ったり、付近の路上に捨てておいたりする札。「聞けばお手前に—を打ったとある」〈伎・仏の原〉
ひ‐の‐よこ【日の緯】
西。西の方向。「畝傍(うねび)のこの瑞山(みづやま)は—の大(おほ)き御門に」〈万・五二〉
ひみつ【秘密】
東野圭吾の長編小説。平成10年(1998)刊。第52回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。交通事故死した妻の魂が娘の体に宿ってしまったことから、夫と父という二つの立場で葛藤する男の姿を描く。滝田...
ひめじ‐こうぎょうだいがく【姫路工業大学】
兵庫県姫路市に本部があった県立大学。昭和19年(1944)設立の兵庫県立工業専門学校を母体に、昭和24年(1949)新制大学として発足。平成16年(2004)、神戸商科大学・兵庫県立看護大学と統...
ひもがた‐どうぶつ【紐形動物】
動物界の一門。ほとんどが海産で、石の下や海藻に付着。体は細長くて平たい真田紐(さなだひも)状で、長さは5〜30センチ。体表は繊毛に覆われる。口は前部に、肛門は後端にあり、消化管の背面に収めた伸縮...
ひ‐もん【悲門】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の備える徳のうち、衆生を救おうと志す慈悲の側面。利他の側面。⇔智門。
ひ‐もん【樋門】
用水の取り入れや排水、舟運などのため、堤防を横切る暗渠(あんきょ)にして設ける通水路。水門をつけ、水位を調節する。
ひゃくにちそが【百日曽我】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄10年(1697)大坂竹本座初演。曽我兄弟の討ち入りから、兄弟が神として祭られるまでを脚色。