わけ‐な・い【訳無い】
[形][文]わけな・し[ク] 1 簡単である。めんどうなことがない。「問題を—・く解いてみせる」 2 たわいない。「所体(しょてい)つくるも町風に、—・き夜半の松の風、裾吹き返し」〈浄・寿の門松〉
わごせつのりゃくず【和語説略図】
江戸後期の文法図表。1枚。東条義門著。天保4年(1833)刊、同13年増補。「友鏡」を整理したもので、文語の活用形式を示し、各活用形の用法・接続関係を一覧できるようにまとめた図表。
わさん‐か【和算家】
日本古来の数学である和算の専門家。江戸時代から明治維新にかけて活躍した関孝和、建部賢弘、安島直円、会田安明らが知られる。
わしり‐で【走り出】
家の門から走り出た所。門口。はしりで。「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)の山は出で立ちのよろしき山—のよろしき山の」〈雄略紀・歌謡〉
わじが【和爾雅】
江戸前期の辞書。8巻。貝原好古著。元禄7年(1694)刊。中国の「爾雅」に倣って日本で用いられる漢語を意義によって24門に分類し、音訓を示し、漢文で注解を施したもの。
わじま【輪島】
石川県、能登半島北部の市。日本海にある舳倉島(へぐらじま)・七ツ島を含む。奥能登地方の中心で、西廻り航路の寄港地として発展。海運・漁業の要地。輪島塗の産地。平成18年(2006)2月、門前町と合...
わせだ‐だいがく【早稲田大学】
東京都新宿区に本部のある私立大学。明治15年(1882)設立の東京専門学校に始まり、明治35年(1902)現名に改称。大正9年(1920)大学令による大学となり、昭和24年(1949)新制大学へ移行。
わせだぶんがく【早稲田文学】
文芸雑誌。明治24年(1891)早稲田大学の前身東京専門学校文学科の機関誌として創刊。坪内逍遥が主宰し、森鴎外との間に没理想論争を展開。明治31年(1898)休刊。第二次は明治39年に(1906...
わたり‐やぐら【渡り櫓】
1 城郭の枡形(ますがた)に設けたやぐらで、石垣の上に渡して下に門を開けたもの。 2 城の石垣の上に長く続くやぐら。多聞(たもん)。
わだくら‐もん【和田倉門】
江戸城内郭門の一。馬場先門の北、大手門の南にあった。