さる‐ど【猿戸】
1 庭園の入り口などに用いる簡素な木戸。ふつう、皮付き丸太の柱に、横板に竹の押縁(おしぶち)を縦に打ち付けた両開きの扉を取り付けたもの。 2 内側に取り付けた横木を柱の穴に差し込んで閉める戸。 ...
さん‐え【三会】
《連声(れんじょう)で「さんね」とも》仏語。 1 仏が成道(じょうどう)後に、衆生済度(しゅじょうさいど)のために行う3回にわたる説法。 2 弥勒菩薩(みろくぼさつ)が釈迦(しゃか)入滅の56億...
さんきゃく‐はさ【三脚稲架】
丸太や竹を3脚に組んで開き、刈り取って束ねた稲穂などをかけて乾かすもの。
さんげ‐さんげ【懺悔懺悔】
《「ざんげざんげ」とも》 1 月山・羽黒山などの霊山に参る行者などが唱える言葉。 2 歌舞伎下座音楽の一。江戸の世話物で、貧しい町屋の幕開きや小悪党の出入りなどに用いる唄。
さんぺい‐かいきょう【三平開胸】
中国の故事。唐の禅僧石鞏(せっきょう)が、参禅に来た三平(義忠禅師)に弓を向けて試したところ、三平は弓を恐れず胸を開き、それは人を殺す矢か活(い)かす矢かとたずねたので、深く感じ入ったという。画...
ざいごう‐うた【在郷歌/在郷唄】
1 在郷でうたわれる歌。いなかうた。俚謡(りよう)。 2 歌舞伎下座音楽の一。田舎の場面の幕開きや人物の出入りなどにうたわれるもの。ざいごうた。
しおり‐ど【枝折(り)戸/柴折(り)戸】
折った木の枝や竹をそのまま使った簡単な開き戸。多く庭の出入り口などに設ける。
しきゅう‐こう【子宮口】
子宮体部と子宮頸部の境界部位で、子宮側からみた膣への開口部。通常は閉じているが、分娩時には約10センチにまで開き、胎児が通過する。子宮口付近は子宮頸癌(がん)の好発部位としても知られる。
しし‐ぐち【獅子口】
1 屋根の棟飾りの一。棟の両端に置く瓦で、山形の綾筋があり、上方に経の巻(まき)と称する丸瓦3個をつけたもの。神社・宮殿・邸宅などに用いる。 2 能面の一。獅子を表すもの。口を大きく開き、きばを...
しずめ‐おうぎ【鎮め扇】
能楽で用いる扇の一。先端が半開きになる中啓(ちゅうけい)に対して、全体が閉じるものをいう。