なつ‐つばき【夏椿】
ツバキ科の落葉高木。山地に自生。葉は楕円形で、互生する。夏、ツバキに似た白い5弁花を開く。庭木として植えられ、俗にシャラノキともいうが、別種。《季 花=夏》
なみき‐そう【浪来草】
シソ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ10〜40センチ。茎は四角柱。葉は対生し、長楕円形。夏から秋、紫色の花を開く。
なら‐の‐やえざくら【奈良の八重桜】
桜の一品種。カスミザクラの改良種とされる。4月下旬から5月にかけて、淡紅色で八重咲きの花を開く。東大寺知足院のものは天然記念物。ならやえざくら。
なわしろ‐いちご【苗代苺】
バラ科の落葉小低木。原野に生え、茎ははうように伸び、小さなとげがある。夏の苗代のころ、淡紅紫色の花を開くと球形の実が深赤色に熟し、食用。さつきいちご。《季 夏 花=春》「よく熟(う)れて—向ふ岸...
なん‐ぎょう【難行】
きわめて苦しい修行。自力によって悟りを開く修行。⇔易行(いぎょう)。
なんぎょう‐くぎょう【難行苦行】
[名](スル)悟りを開くため、種々の苦難に耐えて修行すること。また、ひどい苦労をすること。「—してようやく完成にこぎつける」
なんてん‐はぎ【南天萩】
マメ科の多年草。原野に生え、高さ30〜60センチ。葉は一対の小葉からなり、互生する。夏から秋、紅紫色の蝶形の花を開く。若葉をあずき菜とよび、食用にする。
なんばん‐ギセル【南蛮ギセル】
ハマウツボ科の一年草。ススキ・ミョウガ・サトウキビなどの根に寄生する。全体に赤褐色で、茎はほとんど地上に出ず、数枚の鱗片(りんぺん)状の葉がつく。秋、高さ15〜30センチの花柄を出し、淡紫色の筒...
にが‐いちご【苦苺】
バラ科の落葉低木。山野に生え、高さ30〜50センチ。枝にとげがある。葉は三つに裂けていて、裏面は粉白色。春、白い花を開く。実は赤く熟し、食べられるが、核が苦い。五月いちご。
にしき‐うつぎ【二色空木/錦空木】
スイカズラ科の落葉低木。山中に生え、葉は長卵形で、先が鋭くとがる。5、6月ごろ、初め白色でのち紅色に変わる漏斗状の花を開く。