まにあい‐がみ【間に合い紙】
幅が半間(約91センチ)ある、ふすま・屏風(びょうぶ)用の鳥の子紙。古来、兵庫県西宮市名塩の特産品。
まにあい‐ことば【間に合ひ言葉】
その場のがれの出まかせの言葉。「問ひ詰められて、—」〈浄・博多小女郎〉
ま‐に‐あ・う【間に合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 役に立つ。その場の用が足りる。「まだこの靴で—・う」「コップがなくても茶碗で—・う」 2 物が十分である。足りる。「酒はいま—・っている」 3 きまった時間に遅れない。「...
ま‐に‐あわ・す【間に合(わ)す】
[動サ五(四)]「間に合わせる」に同じ。「借りて—・そう」 [動サ下二]「まにあわせる」の文語形。
ま‐に‐あわせ【間に合(わ)せ】
その場をしのぐこと。また、仮にその用に充てるもの。まにあい。「—の材料で料理する」
ま‐に‐あわ・せる【間に合(わ)せる】
[動サ下一][文]まにあは・す[サ下二] 1 一定の期限までに物事を完了して遅れさせないようにする。「時間までに必ず—・せる」 2 代わりの物でその場の役に立てる。一時都合する。「夕食は駅弁で—...
ま‐ぬ・く【間抜く】
[動カ四]間のものを抜き取る。「かれこれ—・きゆくほどに」〈徒然・一三七〉
ま‐ぬけ【間抜け】
[名・形動] 1 おろかなこと。また、そのさま。人をののしるときにも用いる。「—な(の)人」「あの—め」 2 見当はずれなこと。手ぬかりのあること。また、そのさま。「—な答えをする」
ま‐ぬる・い【間緩い】
[形][文]まぬる・し[ク]することが遅くて、間に合わない。手間どって、役に立たない。まのろい。「—・イコトデ金ガモウカラヌ」〈和英語林集成〉
ま‐のび【間延び】
[名](スル)間があくこと。転じて、どことなく締まりのないこと。「—した動作」「—した話し方」