ま‐な‐かい【目交ひ/眼間】
《「目(ま)の交い」の意》目の先。目の前。「いづくより来たりしものそ—にもとなかかりて安眠(やすい)しなさぬ」〈万・八〇二〉
まなし‐かたま【無目堅間/無目籠】
目を細かくかたく編んだ竹かご。上代の舟の一種ともいう。めなしかたま。「乃ち—を作りて彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を籠(かたま)の中にいれ」〈神代紀・下〉
ま‐にんげん【真人間】
まじめで正しい生き方をしている人間。まともな人。「更生して—になる」
まま【真間】
千葉県市川市の地名。江戸川に注ぐ真間川沿いにあり、真間の手児奈(てこな)の伝説地。
ま‐ま【間間】
[副]頻繁ではないが、時々現れるさま。時おり。「こういう失敗は—あるものだ」 [名]物と物とのあいだ。あいだあいだ。「—に皆一律を盗めるに」〈徒然・二一九〉
まみ‐あい【眉間/眉相】
1 みけん。「—にしわを寄せる」 2 まゆ。「女郎の—は、立花にていはばひかへの様なる物なり」〈ひとりね・上〉
まゆ‐あい【眉間】
眉と眉との間。みけん。「異形は手をのべ、百島が—を、割れてのけとはったと打つ」〈浄・用明天王〉
まん【間】
《「ま(間)」の音変化》めぐりあわせ。運。「—よくば勝軍の場」〈浮・新色五巻書・一〉
みえないにんげん【見えない人間】
《原題Invisible Man》エリソンの長編小説。1952年刊。米国の人種差別社会の中で、黒人が白人には見えない存在となっていく苦悩を描く。
み‐けん【眉間】
眉(まゆ)と眉との間。額の中央。「—のしわ」