は‐ばつ【派閥】
出身・縁故・利害・政治的意見などで結びついた人々が形成する排他的な小集団。特に、自民党などで特定の政治家のもとに結集している議員の集団。「—の領袖(りょうしゅう)」「—争い」 [補説]自民党の主...
はん‐ばつ【藩閥】
明治維新後、有力な特定藩の出身者が政府の要職を独占して結成した政治的な派閥。
ばつ【閥】
出身や利害などを同じくする者が結成する排他的な集まり。閨閥・学閥・財閥など。「社内に—をつくる」
ばつ【閥】
[常用漢字] [音]バツ(慣) 1 家柄。「閥族/門閥」 2 出身・利害などを共にする者の排他的な集まり。「学閥・軍閥・閨閥(けいばつ)・財閥・党閥・派閥・藩閥」 [名のり]いさお
ほくよう‐ぐんばつ【北洋軍閥】
中国、民国時代初期に北京政府の実権を握った軍閥の総称。清末に北洋大臣袁世凱(えんせいがい)が組織した北洋新軍を基盤とした。袁の死後は安徽(あんき)派・直隷派と傍系の奉天派に分裂。
みつい‐ざいばつ【三井財閥】
明治以後、三井家によって形成された財閥。江戸時代の代表的な豪商であった三井家が明治前半に政商として発展。明治42年(1909)設立の持株会社三井合名会社を中心として金融・軽工業・商業・鉱山など広...
みつびし‐ざいばつ【三菱財閥】
明治以後、岩崎弥太郎によって築き上げられた財閥。政商として政府の保護のもとで海運業に従事、その後、銀行・造船・倉庫・鉱山・貿易などあらゆる産業部門へ進出し、明治26年(1893)設立の三菱合資会...
もん‐ばつ【門閥】
《「閥」は功を門に掲げて示す札》 1 世間で認めている、家の格づけ。家柄。家格。門地。 2 家柄のよい家が、互いに血縁関係を結んでつくった閥。 3 「門閥家(か)」の略。
やすだ‐ざいばつ【安田財閥】
安田善次郎が築いた財閥。安田保善社を拠点にして銀行業を中心に発展したが、翼下に有力な産業部門を持たなかった。第二次大戦後、GHQの指令で解体。