やみ‐しょうぐん【闇将軍】
表向きには長でないが、裏で組織の権力を握る人。実質的な支配者。影の権力者。
やみ‐じ【闇路】
1 闇夜の道。 2 心が迷い分別のつかない状態。「恋の—をさまよう」 3 冥土(めいど)。死出の旅路。「—には誰かはそはむ死出の山ただ独りこそ越えむとすらめ」〈拾玉集〉
やみ‐じあい【闇仕合】
暗闇の中での立ち回りや争い。相手もわからず争うこと。「芝居の—のごとく、頭と頭をすれ違うて」〈滑・浮世風呂・前〉
やみ‐じる【闇汁】
持ち寄った材料を、暗がりの中で鍋(なべ)で煮て、何が入っているかわからないまま食べて興じるもの。闇鍋。《季 冬》「—の杓子(しゃくし)を逃げしものや何/虚子」
やみ‐せん【闇専】
《「ヤミ専」とも書く》「闇専従」の略。
やみ‐せんじゅう【闇専従】
《「ヤミ専従」とも書く》労働組合の組合員が、勤務先から給与を受け取りながら、勤務時間中に本来の職務ではない組合活動に専ら従事していること。法律で職務専念義務が課せられている公務員の場合、特に問題...
やみ‐そうば【闇相場】
定められた販路によらず、ひそかに売買するときの価格。闇取引の相場。
やみ‐つうたつ【闇通達】
管轄する部署に対して公にできない通達を発すること。また、その通達。
やみ‐テン【闇聴】
⇒黙聴(だまテン)
やみ‐と【闇と】
[副]むやみに。やたらに。「—ぶんのめすから」〈滑・浮世床・初〉