ふり‐こ・む【降(り)込む】
[動マ五(四)]雨や雪が家の中へ入り込む。「閉め忘れた窓から雨が—・む」
ふり‐こ・める【降り籠める】
[動マ下一][文]ふりこ・む[マ下二]雨や雪がしきりに降って、外出できないようにする。「一日中、雨に—・められた」
ふり‐しき・る【降り頻る】
[動ラ五(四)]雨や雪などが絶え間なく降る。盛んに降る。「雪が—・る」
ふり‐し・く【降り頻く】
[動カ四]「ふりしきる」に同じ。「山のまにうぐひす鳴きてうちなびく春と思へど雪—・きぬ」〈万・一八三七〉
ふり‐し・く【降(り)敷く】
[動カ五(四)]降って地面をむらなくおおう。「落ち葉が道に—・く」
ふり‐しこ・る【降りしこる】
[動ラ四]盛んに降る。降りしきる。「白雪の、藤の森の松に—・りて」〈浮・永代蔵・二〉
ふり‐し・む【降り染む】
[動マ下二]降ってしみ通る。じめじめと降る。「寒き雨は枯野の原に—・めて山松風の音だにもせず」〈風雅・冬〉
ふり‐すさ・ぶ【降り荒ぶ】
[動バ五(四)]激しく降る。ふりすさむ。「横なぐりの雨が—・ぶ」
ふり‐そそ・ぐ【降(り)注ぐ】
[動ガ五(四)]そのものの上に集中的に降りかかる。「さんさんと—・ぐ日の光」「反対の声が—・ぐ」
ふり‐そぼ・つ【降り濡つ】
[動タ四]雨などが降ってびしょぬれになる。「明けぬとて帰る道にはこきたれて雨も涙も—・ちつつ」〈古今・恋三〉