アグロバクテリウム【Agrobacterium】
植物に対して病原性をもつグラム陰性菌の一群の総称。プラスミドのはたらきにより、自身のDNAを植物体に送り込み、形質転換を生じさせる性質がある。外部から特定の遺伝子を組み込むトランスジェニック植物...
アシネトバクター【Acinetobacter】
土壌・河川・下水などに生息するグラム陰性の好気性細菌。通常は無害。病院内にも存在し、院内感染や日和見感染の原因となることがある。
あんこく‐き【暗黒期】
1 戦乱が続き、社会の秩序が乱れ、道徳・文化が廃れて悪事や不安がはびこる時期。また、先行きの見通しがつかず、希望のもてない時期。 2 細胞がウイルスに感染したにもかかわらず、子孫となるウイルスを...
アールエッチ‐いんし【Rh因子】
アカゲザルの赤血球中に発見された抗原。この因子のある人を陽性(+)、ない人を陰性(−)とする。→Rh式血液型 [補説]Rhはアカゲザルの英語名rhesusから。
いじ‐ばり【意地張り】
[名・形動]「いじっぱり」に同じ。「僕は—という点に於て…陰性の癇癪持だから」〈漱石・彼岸過迄〉
いん【陰】
[常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ かげる 〈イン〉 1 光の当たらない所。かげ。「陰影/樹陰・清陰・緑陰」 2 山の北側。「山陰」 3 移りゆく日かげ。時間。「光陰・寸陰...
いん‐せい【陰性】
[名・形動] 1 消極的で、陰気なこと。内にこもっている感じであること。また、そのさま。「—な人」⇔陽性。「この—の憤怒は迸(ほとばし)り出るはけ口をもたなかった」〈里見弴・今年竹〉 2 医学の...
いんせい‐げんそ【陰性元素】
化学結合するとき、電子を引き寄せる傾向の強い、すなわち陰性成分となりやすい元素。電気陰性度が高く、周期表では右側上方に位置する。⇔陽性元素。
エッチ‐こうげん【H抗原】
《H antigen》大腸菌などグラム陰性菌の細胞がもつ抗原の一つ。菌の鞭毛に由来し、熱に弱い。O抗原と組み合わせて血清型の分類に用いられる。鞭毛抗原。
エフ‐こうげん【F抗原】
《F antigen》大腸菌などのグラム陰性菌の細胞がもつ抗原の一つ。細菌の線毛に由来し、O抗原・H抗原・K抗原とともに血清型の分類に用いられる。線毛抗原。