いん‐こく【陰刻】
[名](スル) 文字や絵画などをくぼませて彫ること。⇔陽刻。 [形動][文][ナリ]陰気で寒々としたさま。「—な冬が彼岸の風に吹き払われた時」〈漱石・行人〉
いん‐しつ【陰湿】
[名・形動]暗くてじめじめしていること。陰気で晴れ晴れしないこと。また、そのさま。「—な土地」「—ないたずら」
いん‐せい【陰性】
[名・形動] 1 消極的で、陰気なこと。内にこもっている感じであること。また、そのさま。「—な人」⇔陽性。「この—の憤怒は迸(ほとばし)り出るはけ口をもたなかった」〈里見弴・今年竹〉 2 医学の...
陰(いん)に籠(こ)も・る
1 表に現れず心の中にこもる。「—・る性格」 2 陰気なようすである。「—・った声」
いん‐ぷう【陰風】
1 陰気な風。不気味な風。 2 冬の風。北風。朔風(さくふう)。
うも・れる【埋もれる】
[動ラ下一][文]うも・る[ラ下二]《平安時代以降「むもる」と表記されることが多い》 1 砂や土などに覆われて見えなくなる。埋没する。うずもれる。「雪に—・れた家」 2 才能・真価・業績などが、...
かげ【陰/蔭/翳】
《「影」と同語源》 1 物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。「木の—で休む」 2 物の後ろや裏など、遮られて見えない所。裏側。「戸の—に隠れる」「月が雲の—にかくれる」 3 その人のいない所...
翳(かげ)があ・る
表に現れてはいないが、陰気な感じがする。「笑顔だがどことなく—・る」→陰(かげ)5
き【気〔氣〕】
[音]キ(漢) ケ(呉) [学習漢字]1年 〈キ〉 1 息。「気管・気息/一気・呼気・口気」 2 ガス体。「気圧・気化・気体/外気・換気・空気・香気・湿気・臭気・瘴気(しょうき)・蒸気・冷気」...
気(き)が滅入(めい)・る
陰気で憂鬱(ゆううつ)な気分になる。元気がなくなる。「病気がちで—・る」