ばんだいなごんえことば【伴大納言絵詞】
平安末期の絵巻。3巻。貞観8年(866)に起きた応天門の火災をめぐる大納言伴善男(とものよしお)の陰謀、その露見と失脚を描く。卓抜な構成力と的確な描線や鮮やかな色彩で人物の描写にすぐれる。12世...
ふくま‐でん【伏魔殿】
1 魔物のひそんでいる殿堂。 2 見かけとは裏腹に、かげでは陰謀・悪事などが絶えず企(たくら)まれている所。「政界の—」
ぶりゃく‐じょう【武略状】
戦国時代、陰謀などを企てるとき、同志を集めるのに用いた檄文(げきぶん)。
ペトロニウス【Gaius Petronius】
[?〜66]古代ローマの作家。別名アルビテル(Arbiter)。ネロ帝に寵愛されたが、のちに陰謀の疑いで死を命じられた。断片が残る悪漢小説「サテュリコン」の作者とされる。
ほっ‐とう【発頭】
[名](スル) 1 先に立って物事を企てること。「西光が陰謀を—した為めであるかのような」〈菊池寛・俊寛〉 2 「発頭人」の略。
ぼう【謀】
[常用漢字] [音]ボウ(漢) ム(呉) [訓]はかる たばかる はかりごと 〈ボウ〉 1 あれこれと手段を講ずる。計画する。はかりごと。「謀将・謀臣/遠謀・権謀・参謀・深謀・知謀・無謀」 2...
み‐やぶ・る【見破る/看破る】
[動ラ五(四)]たくらみや秘密などを見抜く。「正体を—・る」「陰謀を—・る」
もみのきはのこった【樅ノ木は残った】
山本周五郎の長編歴史小説。江戸時代初期に仙台藩で起きたお家騒動を題材に、藩取り潰しの陰謀に立ち向かう家老、原田甲斐の孤独な闘いを描く。昭和29年(1954)から昭和31年(1956)にかけて「日...