かげ‐の‐こえ【陰の声】
ラジオやテレビのクイズ番組などで、解答者には隠して、聴視者にだけ答えを教える声。
かげ‐の‐ないかく【影の内閣/陰の内閣】
《shadow cabinet》野党が将来の政権担当に備えて組織する政策立案機関。英国の野党幹部会をこう呼んだことから生まれた言葉。シャドーキャビネット。
かげ‐の‐まい【陰の舞】
《見る人のいない所で舞うことの意から》骨折りがいのないこと。〈和英語林集成〉
かげ‐ばら【陰腹】
人形浄瑠璃や歌舞伎で、登場人物が観客に見えないところで切腹したのを隠して現れ、苦痛をこらえながら心中をあかす演技や場面。「新薄雪物語(しんうすゆきものがたり)」の園部邸合腹(三人笑い)の段など。
かげ‐ひなた【陰日向】
1 日の当たらない所と日の当たる所。 2 人の見ている所と見ていない所とで言動が変わること。「—なく働く」 3 表に出たり裏にまわったりすること。「—になって助ける」
かげ‐び【陰日】
節日(せちにち)の翌日や、忌日の異称。
かげ‐べんけい【陰弁慶】
「内弁慶(うちべんけい)」に同じ。
かげ‐ぼし【陰干(し)/陰乾し】
[名](スル)洗濯物などを、日陰でかわかすこと。「セーターを—する」
かげ‐ま【陰間】
江戸時代、修業中でまだ舞台に出られない少年歌舞伎俳優。また、宴席に侍って男色を売った者。陰子(かげこ)。陰郎(かげろう)。
かげま‐ぢゃや【陰間茶屋】
江戸時代、陰間を世話し、主として男色を売った茶屋。子供茶屋。