すん‐いん【寸陰】
わずかの時間。「—を惜しむ」
せい‐いん【晴陰】
晴れと曇り。晴天と曇天。
せい‐いん【清陰】
涼しい木かげ。「陸地の—多き地を択(えら)び」〈竜渓・浮城物語〉
せき‐いん【惜陰】
《「陰」は歳月の意》時の早く過ぎていくのを惜しむこと。また、少しの時間を惜しんで努力すること。
たい‐いん【太陰】
月のこと。太陽に対していう。「—暦」
たにまにて【谷間にて】
《原題In the Shadow of the Glen》シングの処女戯曲。アラン諸島の民話をもとに、アイルランドの農民を描く。1903年初演。谷間の蔭にて。
だい‐おん【大陰/太陰】
暦注の八将神の一。土星の精で、太歳神の皇妃という。この神の方角に向かって嫁取り・出産することを忌む。大陰神。
ちゅう‐いん【中陰】
⇒中有(ちゅうう)
なつ‐かげ【夏陰】
夏の日陰。夏の物陰の涼しい所。「—のつま屋の下に衣(きぬ)裁つ我妹(わぎも)裏設けて我がため裁たばやや大に裁て」〈万・一二七八〉
なつ‐の‐かげ【夏の陰/夏の蔭】
夏の、涼しい物陰。夏陰。「片岡のこの向つ峰(を)に椎(しひ)まかば今年の—にならむか」〈万・一〇九九〉