いなさ‐の‐はま【稲佐の浜】
島根県東部、出雲(いずも)市西部に広がる砂浜海岸。国譲りの神話で知られる浜。陰暦10月10日、出雲大社に全国から集まるという神々がこの浜に上陸するといわれ、神迎えの神事(神迎祭)が行われる。夏は...
いなり‐まつり【稲荷祭(り)】
1 京都の伏見稲荷大社の祭礼。4月第2の午(うま)の日(古くは陰暦3月、中(なか)の午の日)の神幸祭(稲荷のお出(いで))、5月初卯(はつう)の日(古くは陰暦4月、上の卯の日)の還幸祭(稲荷のお...
いぬ【戌】
1 十二支の11番目。 2 方角の名。西から北へ30度の方角。西北西。 3 時刻の名。今の午後8時ごろ、およびその後の2時間。または午後8時の前後の2時間。 4 1にあたる年や日。 5 陰暦9月...
犬(いぬ)の遠吠(とおぼ)え
臆病な人が陰でいばり、陰口をたたくことのたとえ。
い‐の‐こ【亥の子】
1 陰暦10月の亥の日。この日に亥の子の祝(いわい)を行い、また、江戸時代には炬燵(こたつ)を開く日とされた。《季 冬》「臼(うす)音は麓の里の—かな/鳴雪」→十日夜(とおかんや) 2 「亥の子...
いのこずち【牛膝】
ヒユ科の多年草。草地などに生え、高さ約90センチ。対生する枝を出し、節が太い。葉は楕円形。夏から秋、緑色の小花を穂状につける。実にはとげがあり、衣服や動物の体について散らばる。乾燥した根を漢方で...
いまち‐づき【居待(ち)月】
《やや遅く出るので座って待つ月の意》 [名]陰暦18日の月。特に、陰暦8月18日の月。居待ちの月。《季 秋》「わが影の築地にひたと—/立子」→立ち待ち月 →寝待ち月
[枕]居待ち月が明るいと...
いみ【忌(み)/斎】
《動詞「い(忌)む」の連用形から》 1 (斎)心身を清浄に保ち、けがれを避けて慎むこと。 2 (忌み)死・不浄など、はばかりのあること。 3 (忌み)人の死後、近親者が、しばらくの間家に慎みこも...
いみ‐び【忌(み)日/斎日】
1 けがれを避けて慎むべき日。物忌みの日。いむび。 2 陰陽道(おんようどう)などで、災いがあるとして慎む日。縁起の悪い日。
いも‐めいげつ【芋名月】
《里芋を供えるところから》陰暦8月15日夜の月。中秋(ちゅうしゅう)の名月。初名月。《季 秋》「雲霧や—の衣(きぬ)かつぎ/貞徳」→栗名月(くりめいげつ) →豆名月(まめめいげつ)