ちん‐じょう【陳情】
[名](スル)目上の人に、実情や心情を述べること。特に、中央や地方の公的機関、または政治家などに、実情を訴えて、善処してくれるよう要請すること。また、その行為。「国会に—する」「—団」
ちん‐じょう【陳状】
1 実状を述べること。また、その文書。 2 中世の訴訟で、訴人(原告)の訴状に対して、論人(被告)が提出した弁駁(べんぱく)反論の申し状。→訴状
ちん・じる【陳じる】
[動ザ上一]「ちん(陳)ずる」(サ変)の上一段化。「私見を—・じる」
ちん・ずる【陳ずる】
[動サ変][文]ちん・ず[サ変] 1 申し述べる。言葉で述べる。「力を極めて、其の得失を—・ずれども」〈竜渓・経国美談〉 2 言い張る。主張する。釈明する。「こんこんと奉行へも申し—・じ、ひたす...
ちん‐そ【陳訴】
[名](スル)事情を述べて訴えること。「窮状を—する」
ちん‐とう【陳套】
[名・形動]きまりきっていて古くさいこと。また、そのさま。陳腐。旧套。「—のそしりをまぬがれない」「—な趣向」
ちん‐ぴ【陳皮】
ミカンの成熟した果皮。漢方で健胃・鎮嘔(ちんおう)・鎮咳(ちんがい)薬などに用いる。橘皮(きっぴ)。
ちん‐ぷ【陳腐】
[名・形動]古くさいこと。ありふれていて、つまらないこと。また、そのさま。陳套(ちんとう)。「—な表現」「—なせりふ」
ちん‐ぷん‐かん【珍紛漢/珍糞漢/陳奮翰】
[名・形動]《「ちんぶんかん」とも》言葉や話がまったく通じず、何が何だか、さっぱりわけのわからないこと。また、そのさま。ちんぷんかんぷん。「難しくてまるで—な講義」 [補説]漢字はすべて当て字。...
ちん‐べん【陳弁/陳辯】
[名](スル)事情や理由を述べて弁解すること。申し開き。「その旨を取り次いで—すると」〈谷崎・春琴抄〉