ちん【陳】
中国の国名。 春秋時代の列国の一。強国にはさまれた侯国で、都は宛丘(河南省淮陽県)。前478年、楚に滅ぼされた。 南北朝時代の、南朝最後の国。557年、梁の武将陳覇先が敬帝の禅譲を受けて建国...
ちん【陳】
[常用漢字] [音]チン(漢) [訓]つらねる ならべる のべる ふるい 1 平らに並べる。つらねる。「陳列」 2 申し述べる。「陳謝・陳述・陳情/開陳・具陳」 3 古い。「陳腐/新陳代謝」 [...
ちん‐げん【陳言】
[名](スル) 1 《「陳」は古い意》古くさい言葉。陳腐な言葉。「因循姑息(こそく)の—と為し」〈鉄腸・雪中梅〉 2 《「陳」は述べる意》言葉を述べること。「兵隊を本国へ帰送すること、なりがたき...
ちん‐ご【陳呉】
「陳勝呉広(ちんしょうごこう)」の略。
ちん‐しゃ【陳謝】
[名](スル)事情を述べてわびること。「不祥事を深く—する」
ちん‐しょ【陳書】
[名](スル)意見や気持ちなどを文字に書き表すこと。また、その手紙。「縷々の情を—し以て贈る」〈織田訳・花柳春話〉
ちんしょ【陳書】
中国の二十四史の一。南朝陳の正史で、唐の姚思廉(ようしれん)が太宗の勅によって撰。636年成立。本紀6巻、列伝30巻の全36巻。
ちんしょう‐ごこう【陳勝呉広】
《陳勝・呉広はともに、秦に対する反乱の兵を最初に起こした人であるところから》物事のさきがけをすること。また、その人。首唱者。陳呉。→陳勝 →呉広
ちん‐じゅつ【陳述】
[名](スル) 1 意見や考えを口頭で述べること。「公聴会で意見を—する」 2 訴訟の当事者または関係者が裁判所に対し、自己の申し立てを理由づけ、あるいは相手方の申し立てを排斥するために、事実や...
ちんじゅつ‐ふくし【陳述副詞】
述語の陳述の仕方に呼応して用いられる副詞。肯定的陳述に呼応する「必ず」、仮説的陳述に呼応する「もし」などの類。