いり‐がく【入角】
四角形の四隅を切り落とした形。切り子。入隅(いりすみ)。
いり‐すみ【入隅/入角】
1 壁・板など、二つの平面が出合った所の内側の隅(すみ)。⇔出隅。 2 ⇒入角(いりがく)
いるさ‐の‐やま【入佐山】
兵庫県北部、豊岡市出石(いずし)地区にある此隅山といわれるが不詳。いるさやま。[歌枕]→入るさ
いれ‐ずみ【入れ墨/文身/刺青】
1 皮膚に、針・骨片・小刀などで傷をつけ、墨汁などを入れて文字や絵画などを描くこと。また、そのもの。酸化鉄・朱(しゅ)などを入れて着色もする。江戸時代から遊び人などの間に多く行われた。彫り物。刺...
うつし‐え【写し絵】
1 景色や人物などを描き写した絵。写生画。「是は誠の鯉、—とはさらさら思はれず」〈浄・双生隅田川〉 2 ⇒映し絵
うまや‐ばし【厩橋】
東京都隅田川に架かる橋の一。駒形橋の下流にある。江戸時代、西岸の浅草に幕府の馬小屋があり、御厩(おんまや)の渡しがあった。
群馬県前橋市の古称。
うめのはる【梅の春】
清元。四方真門(よものまかど)(毛利元義)作詞、川口お直作曲で、文政10年(1827)にできたといわれる。隅田川付近の春の情景などをうたった御祝儀物の代表作。
うめ‐の‐よしべえ【梅の由兵衛】
浄瑠璃「茜染(あかねぞめ)野中の隠井(こもりいど)」、歌舞伎狂言「隅田春妓女容性(すだのはるげいしゃかたぎ)」などの登場人物。元禄2年(1689)に処刑されたという大坂の梅渋吉兵衛という殺人犯を...
うめわかまる【梅若丸】
中世・近世の諸文芸に登場する伝説上の少年。京都北白川吉田少将の子で、人買いにさらわれ、武蔵国隅田川畔で病死したという。東京都墨田区向島の木母寺(もくぼじ)境内に梅若塚がある。謡曲「隅田川」、浄瑠...
うら‐ら【麗ら】
[形動][文][ナリ]「うららか1」に同じ。《季 春》「春の—の隅田川」〈武島羽衣・花〉 「弥生の半ばなれば、波も—に海の面」〈謡・竹生島〉