ひなん‐かい【避難階】
避難する際に、その建物から直接地上に出られる階。通常は1階だが、傾斜地にある建物などでは、2階や地階がこれに該当する場合もある。
ほん‐にかい【本二階】
中二階に対して、本来の二階。
み‐はし【御階】
宮中・神社などの階段を尊んでいう語。特に紫宸殿(ししんでん)の南階段。「中将、—にゐ給ひて」〈源・野分〉
みやこぶし‐おんかい【都節音階】
近世邦楽に多く用いられる五音音階。洋楽階名のミ・ファ・ラ・シ・ドの五つの音からなる。陰旋法とほぼ同義。
みんよう‐おんかい【民謡音階】
民謡やわらべ歌などに多く用いられる五音音階。洋楽階名のミ・ソ・ラ・シ・レの五つの音からなる。
も‐こし【裳階/裳層】
仏堂・仏塔などの軒下壁面に取り付けた庇(ひさし)状の構造物。法隆寺金堂や五重塔の初層、薬師寺三重塔の各層などにみられる。雨打(ゆた)。裳階(しょうかい)。
やましな【山科】
京都市東部の区名。東にある逢坂山峠は大津への交通の要地。天智天皇陵・坂上田村麻呂墓・勧修寺などがある。古くは「山階」とも書いた。
よなぬき‐おんかい【ヨナ抜き音階】
五音音階の一。明治時代には、階名をヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナと称したが、そのうちのヨとナ、つまり第4音(ファ)と第7音(シ)を抜いたド・レ・ミ・ソ・ラの音階のこと。
らん‐かい【乱階】
1 乱の起こるきざし。「古えより偉人の出ずるは天下の—」〈魯庵・社会百面相〉 2 順序を越えて位階を進めること。越階(おっかい)。
りっそく‐だんかい【律速段階】
継起的に続く一連の化学反応において、もっとも変化の速度が遅い素反応。反応系全体の反応速度は、この素反応の速度によって決まる。律速素反応。律速反応。