かくれ‐うお【隠れ魚】
タラ目カクレウオ科の海水魚。全長約15センチ、体は細長くて側扁し、尾端はとがる。うろこ・腹びれを欠き、肛門はのどの部分に開く。体色は淡灰色。フジナマコや大形のヒトデの腸内に隠れすむ習性がある。本...
かくれ‐おに【隠れ鬼】
「隠れん坊」に同じ。
かくれ‐が【隠れ家/隠れ処】
1 人目を避けて隠れている場所。また、隠れ住む家。 2 (隠れ処)表立たない所。陰にあって見えない所。かげ。「御方は—の御後見にて」〈源・若菜下〉
かくれ‐がに【隠れ蟹】
十脚目カクレガニ科のカニの総称。甲はほぼ円形で、雌は甲幅約1センチ、雄はその半分以下。体は乳白色で柔らかい。ハマグリ・カキなど二枚貝の外套腔(がいとうこう)内に寄生する。オオシロピンノ・クロピン...
かくれ‐キリシタン【隠れキリシタン】
明治以降、潜伏キリシタンの信仰形態を継続した者。江戸幕府の禁教令が解かれた後もカトリックに復帰せず、潜伏期に独自に発達した文化を維持する人々をさす。また広く、潜伏キリシタンを含めていうこともある...
かくれぎく【隠れ菊】
連城三紀彦の長編小説。「静岡新聞」に連載されたのち、平成8年(1996)に刊行。
かくれ‐ご【隠れ子】
「隠れん坊」に同じ。〈日葡〉
かくれ‐ごと【隠れ事】
1 人に気づかれないように、こっそりする物事。かくしごと。 2 「隠れん坊」に同じ。
かくれざと【かくれ里】
白洲正子による紀行文集。昭和46年(1971)刊行。翌昭和47年(1972)、第24回読売文学賞受賞。
かくれ‐ざと【隠れ里】
1 人目を避けた人たちがひそかに住む村里。 2 人里遠く離れた所にあるという理想郷。 3 江戸時代、公認されない遊里。岡場所。 [補説]書名別項。→かくれ里