が‐ぶん【雅文】
1 優雅な文。 2 雅言による文。主に平安時代の仮名文。また、それをまねた文。江戸時代、国学者が用いた呼称。→擬古文(ぎこぶん)
が‐ぼく【雅樸】
[名・形動]上品で素朴であること。また、そのさま。「為山氏の画は巧緻精微、不折君の画は—雄健」〈子規・墨汁一滴〉
が‐み【雅味】
風流な味わい。上品な趣。
が‐めい【雅名】
1 物の風流な呼び名。菊を隠君子という類。詩歌などで用いる。 2 「雅号(がごう)」に同じ。
が‐ゆう【雅遊】
風流な遊び。詩歌・音楽・書画などを作ったり鑑賞したりして楽しむこと。清遊。
が‐りょう【雅量】
人をよく受け入れるおおらかな心。「—に富む人」「—を示す」
みやび【雅び】
[名・形動]《動詞「みやぶ」の連用形から》 1 上品で優美なこと。また、そのさま。風雅。優雅。「衣装に—を競う」「—な祭事」⇔俚(さと)び。 2 宮廷風であること。都会風であること。また、そのさ...
みやび‐お【雅び男】
風流を好む男。洗練された風雅な男性。「彼女が文書きちらし—の中にまじって」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
みやび‐か【雅びか】
[形動ナリ]「みやびやか」に同じ。「わざとはなくて言ひ消つさま、—によしと聞き給ふ」〈源・松風〉
みやび‐ことば【雅び言葉】
「雅び言(ごと)」に同じ。