いく‐すう【育雛】
[名](スル)卵からかえったひな鳥を育てること。特に、鶏についていう。
いと‐びな【糸雛】
雛人形の頭(かしら)を糸で作った雛。鹿児島・高知のものが有名。
お‐びな【男雛】
内裏雛のうち天皇をかたどった雛人形。⇔女雛(めびな)。
かけ‐びな【掛け雛】
雛人形を描いた掛け軸。絵びな。
かみ‐ひいな【紙雛】
「かみびな」に同じ。
かみ‐びな【紙雛】
紙で作った立ち姿の男女一対のひな人形。江戸初期に始まり、のちには座った姿のものもできた。かみひいな。《季 春》
かりぎぬ‐びな【狩衣雛】
雛人形の一。男雛は狩衣に指貫(さしぬき)・立烏帽子(たてえぼし)を着けて中啓(ちゅうけい)を持ち、女雛は下げ髪で五つ衣に緋袴(ひばかま)を着けて檜扇(ひおうぎ)を持つ。
かわり‐びな【変(わ)り雛】
伝統的なものとは違った材料を用いたり、変わった形に作ったりした雛人形。その年の干支(えと)にちなんだもの、世相を風刺したものなどがある。《季 春》
きく‐びな【菊雛】
菊の節句に飾る雛人形。後(のち)の雛。《季 秋》
けし‐びな【芥子雛】
きわめて小さな雛人形。豆雛。