ひっくくり【引括】
狂言。うるさい妻を離縁しようとした男が、離別のしるしになんでもやると言うと、妻は夫の頭に袋をかぶせてひっくくり、これが欲しいと引いて行く。
ひと‐やり【人遣り】
1 自分からでなく、他から強いられてすること。「行き憂しと思ひながらも—の道にはさこそとまらざりけめ」〈新千載・離別〉 2 人を行かせるようにすること。「月影はまだ夜深しとやすらへばはや—の鳥は...
ふうふ‐わかれ【夫婦別れ】
[名](スル)夫婦が離別すること。離婚すること。
べく‐も‐あら◦ず
[連語]《助動詞「べし」の打消し「べくあらず」に助詞「も」を挿入して強調したもの》 1 …はずがない。…しそうにない。「風波、とににやむ—◦ず」〈土佐〉 2 …できそうもない。「よそにのみ恋ひや...
べつ【別】
[音]ベツ(慣) ベチ(呉) [訓]わかれる わける わかつ [学習漢字]4年 1 いっしょにいたものが離れ離れになる。「別居・別離/哀別・一別・永別・訣別(けつべつ)・告別・死別・生別・惜別・...
べつ‐じ【別時】
1 別の時。ほかの時。また、遠い先の世。来世。 2 別れの時。離別の時。 3 「別時念仏」の略。
まかり‐もうし【罷り申し】
1 大宰府・国司などの地方官が任地に赴任するとき、参内して暇乞(いとまご)いをすること。「古き例(ためし)をたづねて、—の儀あり」〈神皇正統記・後醍醐〉 2 いとまごい。「暁出で立つとて、—しけ...
まぎれ【紛れ】
1 ある事につけこんで、また、事の勢いで何かをすること。「怒った—に外の芸者を買いはしまいか」〈荷風・腕くらべ〉 2 他に入りまじって区別がつかなくなること。「山かぜに桜ふきまき乱れなむ花の—に...
身(み)を切(き)ら◦れる
つらさや寒さが厳しくて、ひどくこたえる。「—◦れる思いで離別する」
めおと‐わかれ【夫婦別れ】
夫婦が離別すること。離婚。ふうふわかれ。「身代破り—する時は」〈浄・天の網島〉