なん‐なく【難無く】
[副]たやすく。やすやすと。「試験を—パスする」
難(なん)無(な)・し
非難するところがない。差し支えない。→難無く「いづくも—・しとて」〈徒然・三三〉
難(なん)に臨(のぞ)んで遽(にわ)かに兵(へい)を鋳(い)る
《「晏子春秋」雑上から》戦争が起こってから急いで武器を作る。事が起こってからあわてて準備をしても間に合わないというたとえ。
なん‐ねん【難燃】
燃えにくいこと。
なんねん‐かこう【難燃加工】
繊維や建材など燃えやすい材料を、燃えにくくするために施す加工。
なんねん‐ざい【難燃剤】
プラスチック、ゴム、繊維などを、燃えにくくするために添加される薬剤。臭素、塩素などのハロゲン化物、およびリンが広く用いられる。
なんねん‐せい【難燃性】
燃えにくさ。燃えにくい性質。「—のオイルを利用したパネルヒーター」
なん‐ば【難場】
困難な場所・場面。難所。「—を乗りきる」
なんば【難波】
《「なにわ(難波)」の音変化》大阪市の中央区から浪速区にまたがる地名。道頓堀・千日前などとともに「ミナミ」と称される繁華街をなす。→梅田
なんば‐あるき【難波歩き】
《語源未詳。難波は当て字》右手と右足、左手と左足を同時に前に出す歩き方。江戸時代にはふつうの歩き方であったともいわれる。→難波走り