かた・い【難い】
[形][文]かた・し[ク]《「堅い」と同語源》それをすることが、むずかしい。なかなかできない。「守るにやすく、攻めるに—・い城」「想像するに—・くない」「言うは易く行うは—・し」
かたき【難き】
むずかしいこと。たやすくないこと。困難。「あえて—に挑む」⇔易(やす)き。
難(かた)くな・い
難しくない。容易である。「想像するに—・い」
かたみ・す【難みす】
[動サ変]困難に思う。「白妙(しろたへ)の袖の別れを—・して荒津の浜に宿りするかも」〈万・三二一五〉
かたん・ずる【難んずる】
[動サ変][文]かたん・ず[サ変]《「かたみす」の音変化》むずかしいと考える。困難とする。「甘き苦悩なるが故に割愛を—・ずるのである」〈鴎外・青年〉
がた・い【難い】
[接尾]《形容詞型活用[文]がた・し(ク活)。形容詞「かた(難)い」の濁音化》動詞の連用形に付いて、その動作の実現が困難であることを表す。…しにくい。…するのがむずかしい。「得—・い」「信じ—・...
がた‐な・い【難ない】
[接尾]《形容詞型活用[文]がたな・し(ク活)。接尾語「がた(難)い」の語幹+接尾語「ない」》動詞の連用形に付いて、その動作の実現が困難である意を表す。…することがむずかしい。…しにくい。「離れ...
がて‐に【難てに】
[連語]《「かてに」の濁音化。のちに「難(がた)し」の語幹と混同され、それに格助詞「に」の付いたものと意識されるようになったもの》動詞に付いて、できないで、困難で、の意を表す。→かてに「春されば...
なにわ【難波/浪速/浪華/浪花】
大阪市付近の古称。特に、上町(うえまち)台地の北部一帯。仁徳天皇の難波高津宮や孝徳天皇の難波長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)など、たびたび皇居が造営された地。また、一般に、大阪のこと。 ...
なにわ‐いばら【難波薔薇】
バラ科の蔓性(つるせい)の常緑低木。葉は卵形の3枚の小葉からなる複葉。夏、白い5弁花をつける。中国の原産で、観賞用に栽培されるが、暖地では野生化。なにわばら。