ぬか‐あめ【糠雨】
霧のような細かい雨。霧雨。こぬかあめ。
ぬかり【泥濘】
雨水などで地面がどろどろになること。「あぜを越す苗代水のほど見えて路の—のかわくまもなし」〈為尹千首〉
ぬか・る【泥濘る】
[動ラ五(四)]雨や雪解けなどで、地面の土がどろどろになる。ぬかるむ。「霜解けで道が—・っている」
ぬかる‐み【泥濘】
雨や雪解けなどで地面がぬかっている所。「—に足を取られる」「—にはまる」
ぬれ【濡れ】
1 雨などで濡れること。「ずぶ—」「ぐしょ—」 2 色事。情事。恋愛。「かなはぬ—に身を浸し」〈浄・薩摩歌〉 3 愛人。情人。いろ。「間夫(まぶ)を—ととなへて」〈洒・浪花色八卦〉
ぬれ‐えん【濡れ縁】
雨戸の敷居の外側に設けられた雨ざらしの縁側。
ぬれ‐しょぼた・れる【濡れしょぼたれる】
[動ラ下一]濡れてぐしょぐしょになる。ひどく濡れる。「大雨が降出したもんだから、道灌さまも—・れて」〈魯文・安愚楽鍋〉
ぬれ‐そぼ・つ【濡れそぼつ】
[動タ五(四)]濡れてびしょびしょになる。「春雨に—・ちながら歩く」
ぬれ‐とお・る【濡れ透る】
[動ラ五(四)]雨や水などが中までしみとおる。「下着まで—・る」
ぬ・れる【濡れる】
[動ラ下一][文]ぬ・る[ラ下二] 1 表面に水などがつく。また、水がかかったり水につかったりしてしみ込む。「雨に—・れる」「—・れた瞳」 2 男女が情を通じる。情事を行う。「しっぽり—・れる」